パッと見で決めるべからず。

中古車のコンディションは十台十色。数あるクルマの中からベストな1台を見出すには細かくチェックなのだ!

中古車を購入するにあたってイチバン気を付けなければならないのが現車の見極め。
中古車は新車と違って1台1台コンディションは違うのだ。
程度の良いクルマもあれば、そうでないクルマも存在する。その違いは店頭のプライスによってあらわれる(相場より高ければ程度は良く、低ければ悪い)というものだが、それがすべてではないのも事実。
高くても程度が良くなかったり、安くても程度は良かったりするものである。一見キレイに見えるクルマでも、じっくりよく見てみると意外とガタが来ていたりすることだってある。
まぁ、要は目利きが必要なワケである。ここで良いモノを買えるかどうかで、その後のキミのカーライフは大きく変わってくると言っても過言ではない。
だから店頭での現車のチェックはなおざりにできない重要な作業なのである。
チェックしておきたい項目はこのページに挙げられているとおり。
ちょっと手間かもしれないけど、細かく慎重にチェックしすぎて悪いことはないので、念入りに見回してみよう。
できればクルマに詳しい人と一緒に行くのがベストだろう。
消耗している部品などは交換してもらうように頼んでみよう。今までいい人で通してきている人も、ここはちょっと図々しくなって、おねだり上手になったほうが良い。店員との駆け引きも見極めのひとつなのだ。

ボディ

いろんな角度からジックリ見ないと凹みやキズはわかりにくいのだ!
パッと見てイチバンわかりやすいのがボディの程度だろう。中古車なので多少の小キズがあるのは仕方ないにしてもボディの下地が見えるほどのキズはキチンと直してもらおう。あとよく見てみると小さなエクボがあるクルマもある。小さなエクボは見る角度によって見えなかったりするのでボディを見るときはいろんな角度から見てみるコト。ボディの色あせなども注意して見ておこう。色あせはボンネットやルーフなどに多く見られる。特にソリッドの赤色のクルマは色あせしやすいのでよく見てみよう。あとはサビ。サビは隠れた水の溜まりやすいところによくできるのでよく見回そう。

エンジン

オイルがにじみ出ているものは要チェックだ!
ボンネットを開けてエンジンルームのチェックも忘れないで。エンジンルーム内が極端に汚れていたり、オイルがにじみ出ているものは要チェック。あと、エンジンは実際にかけて調子を見てみよう。しっかりエンジンはかかるか、アイドリングは安定しているかをチェック!バッテリーも古いものでないか、上がっていないかチェックしておこう。明らかに消耗しているバッテリーは交換してもらおう。オイル交換に関しては納車時にキチンと交換してくれる販売店がほとんどだが、一応確認しておこう。

タイヤ

タイヤ山の残りと偏摩耗をしていないかをチェック!!
タイヤ山(ミゾ)は十分に残っているかはキチンとチェックしておこう。余命幾ばくもないタイヤで納車されても、すぐに交換しなければならない。そうなると余分な出費になってしまう。新品とはいかないまでも、山のあるタイヤに変えてもらうよう頼んでみよう。あと、偏摩耗(タイヤの端の方だけが著しく摩耗している状態)していないかもチェックしておこう。アライメントなど、足廻りに何らかの不具合がある可能性大だ。

インテリア

運転中、常に目にするインテリアはキレイで快適でなければならないのだ。
運転中、常に目にするインテリアは非常に気になる大事なトコロ。ということで、車内の程度はちょっと厳しくチェックしておこう。せっかく買ったのに、シートや天井にシミやタバコのコゲ痕などがあるのは気持ち良いワケがない。チェックすべきは次のとおり。シートの破れ・変色、タバコのコゲ痕・ヤニ汚れ、室内全体の黄ばみ、異臭がしないか?前のオーナーがヘビースモーカーだったりすると、その匂いが残ったままになっていることもあるので気を付けよう。インパネのキズ、ルームライトの点灯チェック、パワーウインドーの作動チェック、オーディオの作動チェック。どうにも汚れが酷いものなら本格的なルームクリーニングが必要。それもお願いしてみよう。クルマの程度の善し悪しは車内を見れば分かるという。程度の良いクルマは大体インテリアはキレイなもので、車内が汚れているクルマは全体的に程度も良くないことが多いのだ。車内をおざなりにするオーナーが車外のメンテをしっかりとやるわけがないのだ。車内は快適な空間でなければならない重要なポイントなのである。

試乗チェックポイント

■ハンドルが取られていないか?
■ブレーキの効きは十分か?
■エンジンにバラつきはないか?
■メーター類は正常に作動しているか?
■ハンドルが重すぎないか?
■電装系はキチンと動いているか?
■異音や振動はないか?
■AT車の変速時のショックは大きすぎないか?

最後は試乗

外装を一通りチェックできたら仕上げは試乗。ただし車検が切れていたり、お店によってはできないこともあるので事前に販売店に問い合わせてみるのがベストだろう。あと、キミが免許取り立てで運転に自信がない場合は、親もしくは日頃からクルマに乗っている人に乗ってもらうといいだろう。


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