ひーぷーの青春コラムシフト vol.15

2025-08-07

はいさい!昭和モータース代表、ひーぷーです。一台直ったらもう一台のクルマが壊れますね。もう慣れたな(笑)古い車を診てくれる修理屋さんが少なくなっていくんだよな。頑張って続けてほしい。

さて。「青春コラムシフト」第15回は、「僕の家のクルマ」。物心ついたころから何故かクルマが好きだったので、我が家のほぼ全部のクルマの記憶がある。

一台目は、多分親父が最初に買ったクルマで、さすがにまだ幼かったのではっきりした記憶はないけど、写真をみると二代目410系「日産ブルーバード」。唯一覚えているのは、元色が赤だったのにオールペンして白にしてた。あのころ赤いクルマって目立ってていやだったのかも。当時オールペンって結構すごいことじゃないかな。ボンネット裏かどこかの部分のどこかが赤だったのでよく覚えている。

二代目が「E2#系二代目カローラ」。白の4ドア、記憶が正しければ左ハンドルだったはず。これがとても思い出深くて、特等席の助手席に乗ったときは、ウインドウクリーナーで窓を拭くというのが僕の仕事だった。母の実家の読谷に行くときには、リアスピーカーを置く場所に寝て、後ろのクルマに手を降ってた。3代目に乗り換えたときにもカローラは家の前にナンバー切った状態で置かれてて、鍵をもらった僕は、バッテリーが外されガソリンが抜かれたカローラの運転席に座り、キーシリンダーに鍵をさし運転ごっこして一人遊んでいた。雨が降ったら動かないワイパーのスイッチを入れ、自分で窓を拭き、一人空想ドライブ。
屋根に当たる雨の音が気持ちよくてそのまま眠っていたこともあった。ある日、朽ちかけたカローラはユニックに持ち上げられて解体屋へ連れて行かれることに。僕は泣きながら「持っていかないで!」と親にすがってお願いした覚えがある。今でもレビン・トレノじゃない4枚ドアのカローラを見ると、ワクワクするような悲しいようなそんな気持ちになる。僕がクルマを運転するのが好きになったのは廃車の白い4ドアカローラのおかげだ。

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