フォーミュラレースで実戦を重ねたシーズンに

2025-12-24

しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY!!_’25年シーズン振り返り

しまんちゅレーサーの活躍をお伝えするこの「奮闘DIARY」。メインのドライバーは平良響だが、今回は翁長実希の2025年シーズンの総括をお送りしよう。

静岡・富士スピードウェイを舞台に年間5戦・10レースで争われた「KYOJO CUP」に挑んだ翁長。フォーミュラマシンとして刷新された戦闘マシン「KC-MG01」による戦いで、翁長はゼッケン7のKids com KDDP KC-MG01を駆ってシリーズチャンピオン獲得を目指した。開幕ラウンドはスプリント、そして翌日のファイナルをともに2位で終えると、スーパーフォーミュラとの併催イベントとなった第2戦のファイナルレースでは、2番手から好スタートを決めてトップ争いを展開。レース中にセーフティカーが導入される荒れ模様になったが、リスタートを味方にしてトップを奪取。終盤にはデッドヒートのトップ争いを繰り広げて優勝をもぎ取る奮闘! 2024年開幕戦以来となる勝利に破顔した。

第3戦では、予選でマシントラブルが発生。最後尾からのスプリントでは根気強く周回を重ね、激しいバトルをものともせず5番手争いを披露。勝負強さをしかとアピールしたのだが、惜しくもスタート時の反則でペナルティが課されることとなり、上位の結果を残せずに終わった。翌日のファイナルでは前日の悔しさを跳ね除ける力走で6位入賞。粘りの戦いが結実したといえる。

第4戦は雨の影響を受ける一戦となったが、スプリントで2位表彰台を獲得。翌日のスプリントではふたりまで絞られたチャンピオン候補同士のバトルに臨むと、ダンプコンディションという難しい状況のなかで終始攻防戦を繰り広げた。しかし、”あと一歩”が思いのほか遠く、逆転には至らず。タイトルはもとより、終盤には後続車とのバトルに甘んじて表彰台をも逃すという極めて悔しい結果に終わった。

最終大会第5戦は、スプリントで2位を獲得。シーズンラストのファイナルレースは完全なるウェットレースの戦いとなったが、このレースも再び2位に。シーズンを通して表彰台の常連にはなれたが、自身が目標とするチャンピオンを獲るために必要とされた優勝は1回に留まり、残念ながらタイトルには手が届かなかった。ランキング2位は守り切ったものの、これで納得できるはずはない。翁長のなかでは、すでに来シーズンに向けて”足りない何か”を追求する戦いは始まっている。来シーズンこそ、2022年以来のシリーズ女王となるために!

KYOJO CUPへの参戦に加え、今シーズンはGR86/BRZ Cupプロフェッショナルシリーズ、そしてFIA-F4レースにもチャレンジした翁長。ハチロクレースではNo.90 OTG 滋賀トヨタ GR86を、そしてF4ではNo.80 OTG Motor Sports MCS4で出走し、ともにツワモノが集うタフなレースにチャレンジした。KYOJO CUPと違って圧倒的な台数がエントリーする戦いであり、ハチロクは百戦錬磨のプロフェッショナルドライバーが、そしてF4ではSUPER GTやトップフォーミュラを目指す若手ドライバーがしのぎを削るレース。そのなかでつねにベストを尽くす走りを求め続け、実戦から多くのことを学ぶ1年になったのは言うまでもない。2026年シーズンでは、さらに成長した翁長がどのようなパフォーマンスを披露してくれるのだろうか。

(text:島村元子/photo:RACING japan PRESS)

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