レース、レース、またレース!

2025-05-14

しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY!!_’25年4月ふりかえり

2025年のモータースポーツシーズンが本格化するなか、このしまんちゅレーサーのレース奮闘DIARYも帰ってきましたっ! 今年の平良響は、昨年末にお伝えしたように数々のカテゴリーに参戦することから、躍進のシーズンになること間違いなし。3月には早くも全日本スーパーフォーミュラ、そしてスーパー耐久シリーズの開幕大会に出場。着実に歩みを進めている。

 昨年、念願叶い、全日本スーパーフォーミュラ選手権へデビューした平良。このときは代役ドライバーとしてのスポット参戦ゆえ、”自分のクルマ”での戦いではなく、預かったクルマをしっかりとゴールへと導く重責を伴いつつも経験を重ねていくという形でのアプローチだった。日本国内最高峰のフォーミュラレースでしっかりとキャリアを構築していくファーストステップとなるが、レース自体はそんな悠長なことは言ってられない。確かに、フル参戦イヤーであることに違いはないのだが、実のところ、昨シーズン中にスポットながら4戦出場したため、平良はすでに”ルーキー・オブ・ザ・イヤー”の資格を有していないとのこと。だからこそ、ルーキーが多い今シーズンは、より早く結果を出すことが大事。それゆえに、(まだ勝っていないが)兜の緒を締めて戦いに臨んでいかねばならない。

その開幕戦の鈴鹿は土曜、日曜のダブルヘッダーで2戦を実施。ワンデーレースのスタイルで各日予選および決勝が行なわれた。両レースともQ2に駒を進められず決勝ではひたすら追い上げるのみ、の戦いとなるなか、決勝も慌ただしさが目立つ展開となり苦戦。両レースとも入賞のチャンスを果たせなかった。

それから2週間後、今度はモビリティリゾートもてぎでのスーパー耐久シリーズに参戦。今年は、フレッシュな富下李央菜&鈴木斗輝哉両選手とのトリオでST-2クラスでKTMS GR YARISをドライブする。予選クラス6位から4時間レースに挑み、激しいポジション争いでクラストップチェッカーを受け、最高の形でシーズン初戦をモノにしている。スーパー耐久はクラス毎に参戦するレースが限られるため、平良の次なる出走は、第3戦の富士24時間レースになるが、クラスチャンピオンを目指し、力強い戦いを見せてくれることだろう。

4月第1週目には、オキナワドリームレーシングから参戦するTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupがオートポリスで開催された。OKINAWA GR86を駆って予選24番手からスタート、実力はドライバーが集うタフな戦いで、平良は26位チェッカー。次戦は、ぜひとも上位争いを狙っていきたい。

そして翌週は、クラスチャンピオンを目指して戦うSUPER GTの開幕・岡山戦へ。堤優威選手とのコンビ力をガッツリ発揮してスタートダッシュを決めたかったのだが……。なんと予選は22番手どまり。雨になった決勝は途中から路面がドライアップする難しいコンディションのなか、どこまでポジションを引き上げられるのか、緊張感が高まった。SCだけでなく赤旗中断もある荒れ模様となったが、粘り強く戦い、最終的に10位入賞を達成。次の富士では”突破口”を見つけて上位でのフィニッシュを目指したいところだ。

第3週目はスーパーフォーミュラのもてぎ大会。開幕の鈴鹿同様、2レースが繰り広げられた。土曜日に行なわれた第3戦は、初夏を感じるほどのタフな状況下での予選&決勝ともにリズムに乗り切れず。続く日曜日の第4戦は、前日の結果を踏まえて予選に挑むも最下位に。挽回しようという気持ちが強すぎたか、決勝ではスタート直後の1コーナーでまさかのコースオフ。結局、戦わずして戦列を去るというまさかの結果に終わっている。未だ、納得できる走りが披露できていない悔しさが募るだけに、次のオートポリスで、しかとリベンジしてもらいたい。

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