車の買い替え時期に悩む人必見!買い替えの目安や適した時期を解説!

販売自動車

車の買い替えには、お得な時期やタイミングがあることをご存じでしょうか?
買い替えの際は、購入する車選びだけでなく、
お得に売却できる時期や手続きの流れなどもしっかりと押さえておく必要があります。
本記事では、車の買い替えにおすすめの時期やタイミング、買い替えの手順を徹底解説します。
年代別の車選びについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

車の買い替えの平均年数は?

車の平均保有期間は7.2年

出典:一般社団法人日本自動車工業会「2023年度乗用車市場動向調査」

一般社団法人日本自動車工業会の2023年度の調査結果によると、車の平均保有期間は7.2年です。
また、10年以上の保有者は2割強。
人により車の買い替えを行う時期は異なりますが、基本的に10年前後といえるでしょう。

車の買い替えにおすすめの時期

自動車買い替えの相談

車を買い替える際は、「買い替えに最適な時期」を見極める必要があります。
ここでは4つの時期について解説します。

車検の前

車の維持に必要な車検ですが、平均10万円前後の費用がかかります。
とくに、古い車は修理箇所が多くなりがちなため、大きな出費になるでしょう。

そのため、車を買い替える場合は車検の前がおすすめです。
車検前に買い替えることで、車検の費用を回避できます。
車検の間隔は初回が3年目、あとは2年ごとです。
車検前に買い替えるタイミングとしては、3年目、5年目、7年目がベストといえます。

自動車税が高くなる前

自動車税 車の所有者が毎年4月に支払う地方税
自動車重量税 車の所有者が新規登録時や車検時に支払う国税
車を買い替える際は、自動車税や自動車重量税が重課される時期についても押さえておく必要があります。

これらは、新規登録から13年が経過すると重課されます。
そのため、税金が高くなる前に買い替えるのがおすすめです。
また、税金が安い方が買い取り手にとって魅力的なため、査定額が高くなる可能性もあります。
【自動車の種別ごとの税率(2019年10月以降の購入)】
普通自動車 25,000円~110,000円
(排気量に応じて変動)
軽自動車 一律10,800円

今の車の価値が下がる前

車の価値は、主に年数や走行距離によって決定されます。
一般的に年数10年以上、走行距離10万キロ以上に達すると査定額が大幅に低くなる傾向にあります。

また、モデルチェンジの時期にも注意が必要です。
新型モデルが発売されてしまうと、旧型モデルの価格が下がる傾向にあります。
年式、走行距離、市場の動きを見ながら最適な売却時期を見極めましょう。

決算期の前

販売店は、決算期に向けて売り上げを伸ばしたいと考えています。
なので、決算期前の3月・9月頃は車を安く購入する時期としておすすめです。
この時期は値引きやキャンペーンも行われます。

ただし、基本的に納車後に販売店は売り上げが換算されるため、
決算月前に納車完了となるようなタイミングで買い替えを行う必要があるので、注意が必要です。

また、一般的なボーナス時期である7月・12月頃には、在庫処分セールが行われることもあります。
高く売却し、安く購入するために、買い替え時期は総合的に判断しましょう。

【車の買い替えにおすすめの年数】

  • 3年目→車検初回前
  • 5年目→車検2回目前
  • 7年目→車検3回目前
  • 12年目→自動車税が値上がりする前

【車の買い替えにおすすめの月】

  • 3月→販売店の決算期前
  • 7月→ボーナス期
  • 9月→販売店の決算期前
  • 12月→ボーナス期

車の買い替えの目安となるタイミング

そもそも車の買い替えの目安はどのくらいなのかわからない方も多いでしょう。
ここでは、車の買い替えを検討すべきタイミングについてご紹介します。

ライフスタイルが変化する

車はライフスタイルに密接に関係した乗り物です。
結婚や出産、引っ越しなど、生活環境が変われば、車に求める機能やサイズなども変わってきます。

家族が増えればより広く安全な車が、
勤務先や趣味・好きなレジャーが変わればそれに対応できる車が必要です。
ライフスタイルが変化したタイミングで今の車が最適かどうかを判断し、
買い換えるのもよいでしょう。

車のメンテナンスにかかる費用が増えだす

車は、年数を経るごとにメンテナンス費用が増加します。
費用がかさみだしたと感じたら、買い替えを検討するサインです。

たとえば、タイヤやブレーキパッドの交換、エンジンオイルの交換頻度が高くなりだしたタイミングがおすすめです。
使用期間が長くなるほど交換が必要な部品が増え、修理費用がかさむ傾向にあるため、
適切なタイミングを見極めましょう。

走行年数10年または走行距離10万キロを超える

車の使用年数が10年以上、走行距離が10万キロ以上になった場合、
買い替えのタイミングといえます。

一般的に、年間平均走行距離は1万キロといわれており、この基準が車の価格にも大きく影響します。
とくに10万キロを超える場合、車の性能や安全性が低下するため注意が必要です。
エンジンやトランスミッションなどの主要部品に負担がかかるため、
大きなトラブルに発展する可能性もあります。

押さえておきたい!車の買い替えの流れ

買い替え前 今の車を売却 1.車が売却できる状態か確認する
2.今の車の売却金額を調べる
3.車の売却のために必要なものを用意する
買い替え時 新しい車を購入 4.譲れない条件を考えたうえで車を探す
5.新車か中古車かを検討する
6.買い替えのために必要なものを用意する
7.購入する店舗を決める
買い替え後 新しい車を迎える準備 8.自動車保険の切り替えまたは見直しを行う
9.車庫証明を取得する

ここでは、車を買い替える際の流れについて押さえておきましょう。
以下、「買い替え前」「買い替え時」「買い替え後」の大きく3ステップに分けて解説します。

1車が売却できる状態か確認する

まずは、今の車の状態をチェックしましょう。
車の状態が悪い場合、買い取りや下取りをしてもらえない場合もあります。
外装や内装のキズや凹み、エンジンの調子などをしっかりと確認してください。

また、車自体の状態だけでなく、自動車税などの納税状況も確認します。
自動車税が未納の場合は売却できない可能性もあるため、注意が必要です。

2今の車がいくらくらいで売れるかを調べる

車の買取金額をざっくりと把握しておくと、新車購入の費用を見積もりやすくなります。

まずは、インターネットの一括査定サイトを利用し市場価値を調べます。
その後、複数の買取業者からの見積もりを比較するのがおすすめです。
この際、車の年式や走行距離、車種などが必要になるため、正確に把握しておきましょう。

買取価格は、上記の情報に加え、車の状態やメンテナンス履歴などにも影響されます。

3車の売却のために必要なものを用意する

必要なもの 普通自動車の場合 軽自動車の場合
自動車検査証(車検証)
自賠責保険証明書
自動車税納税証明書
自動車リサイクル券
譲渡証明書
振込先口座情報
印鑑 ○(実印のみ可) ○(認印でも可)
印鑑証明書
車を売却する際は、主に上記の書類等が必要です。
軽自動車の場合は「譲渡証明書」「委任状」は必要ありません。
また、普通自動車の場合、動産として国土交通省に登録するために印鑑証明書が必要ですが、
軽自動車は動産とみなされないため不要です。
また、場合によっては軽自動車は住民票が必要になるケースもあります。

車種や販売店によって必要な対応は異なる場合があるため、
販売店等にて事前に確認しておきましょう。

4譲れない条件を考えたうえで車を探す

  • 予算
  • 最大乗車定員数
  • 積載量
  • 燃費
  • 走行性能
  • デザイン
ここからは「買い替え時」、新しい車を購入するステップに入ります。
車を選ぶ際は、まずは必要な条件から決めましょう。
ライフスタイルや用途に応じて、求める要素や譲れない条件を考えます。
その中で、優先順位をつけておくとよりスムーズです。

必要な条件が定まれば、それに応じた車種を探しましょう。
はじめから1つに絞ろうとするではなく、
まずいくつか候補を挙げることからはじめるのもおすすめです。

5 新車か中古車を検討する

車種の候補がある程度決まったら、次は新車か中古車かを決めましょう。

新車は最新技術を搭載しているため性能がよく、安心感は抜群です。
価格は高めですが、オーダー時点からオプションなどで要望を盛り込めるため、
希望の1台が手に入ります。

一方で、中古車は新車に比べて安価のため、手に入れやすいのが大きなメリットです。
ただし、ある程度仕様の決まった車の中から選ぶことになります。
状態や劣化具合も車ごとに違うため、
年式や走行距離、メンテナンス履歴などをしっかりと確認しましょう。

6車の購入のために必要なものを用意する

必要なもの 普通自動車の場合 軽自動車の場合
運転免許証
車庫証明書 ○(地域による)
印鑑 ○(実印のみ可) ○(認印でも可)
印鑑証明書
住民票
車の購入にも各種書類等が必要です。
軽自動車の場合は、印鑑証明書が不要である代わりに住民票が必要なので注意してください。
また、書類によっては市区町村の役場や警察署に出向く必要があるものもあるので、
期間に余裕をもって準備しましょう。

ただし、車庫証明書は販売店に代行してもらうことも可能です。
依頼したい場合は販売店に確認してみましょう。

7購入する店舗を決める

車種と新車/中古車が決まったら、購入する店舗を決めましょう。
信頼できるディーラーや中古車販売店を選ぶことで、安心して購入手続きを進められます。

とくに中古車は、店舗によって車の状態や価格、アフターサービスや保証内容にも差がある場合があります。
店舗の口コミや評判も確認し、信頼できる店舗を決めましょう。

また、複数の店舗を比較することで、より良い条件で購入できる可能性もあります。
店舗選びは慎重に行いましょう。
【購入する店舗を決める際のポイント】
  • 口コミや評判を確認して問題はなさそうか?
  • アフターサービスや保証内容が充実しているか?
  • 他の店舗と比較してよりよい条件で車が購入できそうか?

8自動車保険の切り替えまたは見直しを行う

次は「買い替え後」、いよいよ新しい車を迎える準備に入ります。
まずは現在加入している自動車保険(任意保険)の保険会社に連絡し、車両の変更手続きを行います。

保険の更新内容や補償内容などを確認し、
必要に応じて内容を引き継ぐか、見直すかを検討しましょう。
手続きを怠ると、いざというときに保証が受けられなくなるため注意が必要です。

また、自賠責保険に関しては車の納車と同時に加入するため、
別途での手続きは不要です。

9車庫証明を取得する

最後に「車庫証明」を取得します。
車庫証明とは、車を保管できる場所を有していることを証明する書類です。
すでに駐車場を使用していた場合でも、
車を買い替えた際は新たに取得する必要があるため、忘れずに行いましょう。

まずは最寄りの警察署で申請書をもらい、必要事項を記入し申請します。
その後、警察による現地確認を経て発行されます。
申請して証明を実際に取得するには数日かかるため、余裕を持って準備しましょう。

また、軽自動車の場合、車庫証明は原則不要です。
地域によっては「自動車保管場所届出」が必要な場合もあるため、
お住まいの自治体HPなどで確認してください。

【年代別】車を買い替える際のポイント

自動車を買い換える

車は、年代によって選び方も変わります。
ここでは、年代別に買い替え時のポイントをご紹介します。

~20代

20代は予算が限られている場合が多いため、
必要な条件で現実的に車選びをすることが重要です。
就職に合わせて初めて車を持つという人も多いため、
運転しやすいコンパクトカー、軽自動車なども良いでしょう。
リーズナブルな中古車から選ぶのもおすすめです。
【おすすめの車種】 コンパクトカー軽自動車中古車

30代

30代は結婚をして子どもを持つ人たちも増えてくる年代です。
家族が増えると、車に求める条件も大きく変わります。
1台に長く乗るなら、少し大きめのミニバンやSUVなどがおすすめです。
【おすすめの車種】 ミニバンSUV

40代

40代は家庭的に金銭の余裕ができるとともに、少しずつ子離れが進む年代です。
実用性だけでなく、趣味性の高い車に乗り換えても良いかもしれません。
SUVやセダン、スポーツカーなどこだわりの1台を探しましょう。
【おすすめの車種】 SUVセダンスポーツカー

50代

50代では、体力低下などで運転に対する心配も少しずつ増えていく年代です。
将来を考えると、維持費を抑えた低燃費の小型車がマッチします。
運転しやすいコンパクトカー、ハイブリッドカーなどがおすすめです。
【おすすめの車種】 コンパクトカーハイブリッドカー

60代~

60代以降では、免許返納など、いつ運転をやめるのかを考える機会が増え始めます。
転に不安も増えてくるため、アシスト機能がしっかり備わった車がおすすめです。
低燃費かつ運転支援、衝突回避機能などが付いたハイブリッドカーなども良いでしょう。

車の買い替えに関するよくある質問

実際に車を買い替えるとなった場合、疑問点が生まれてくる方も多いでしょう。
ここでは、車を買い替える際によく生まれる疑問と回答を紹介します。

  • Q.今の車の売却から新しい車の納車まではどのくらいかかる?
  • A.1~2カ月程度が目安です。
  • 車の売却準備から新しい車の納車まで、一般的には1~2カ月程度が目安です。
    ただし、購入したい車の在庫がない場合はそれ以上かかることもあります。
    車の条件選びや店舗選び、必要書類の準備にもそれぞれ時間がかかるため、計画的に進めましょう。
  • Q.車を買い替えたら自動車税はどうなる?
  • A.新たに納税義務が生じます。
  • 車の売却準備から新しい車の納車まで、一般的には1~2カ月程度が目安です。
    ただし、購入したい車の在庫がない場合はそれ以上かかることもあります。
    車の条件選びや店舗選び、必要書類の準備にもそれぞれ時間がかかるため、計画的に進めましょう。
  • Q.今の車のローンが残っていても買い替えることはできる?
  • A.車の所有権が自分自身にあれば可能です。
  • ローンが残っている状態で車を売却できるかは、車の所有権がどこにあるかによって異なります。
    所有権が自分にある場合は問題ありませんが、
    ディーラーやローン会社にある場合はローンを返済し車の所有権を自分に移さなければなりません。

車の買い替えは計画的に!

車をお得に乗り換えるためには、最適な時期やタイミングを見極める必要があります。
また、ライフスタイルや年代によって、必要な車の条件も変わるため、慎重に選びましょう。

納得のいく買い替えを進めるために、
本記事でご紹介したおすすめの時期やタイミング、買い替えの流れやポイントをぜひ参考にしてみてください。

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