SUPER GTにハチロク、インタープロトそしてS耐にも!
2026-06-12 しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY
しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY!!_’26年序盤振り返り

2026年のシーズンが開幕してから2ヶ月あまり。今シーズンの平良響はSUPER GTのGT300クラスを主軸に、TOYOTA GAZOORacing GR86/BRZ Cup、さらに今シーズンからは新たにインタープロトのSUPRAクラスにシリーズ参戦している。

そのなかで体制に変化があったのは、SUPER GT。2023年から4シーズンにわたり在籍したINGINGを離れ、aprへと移籍。aprは2022年にはスポット参戦でともに戦っているだけに、自身の成長ぶりをしっかりと見てもらうだけでなく、しっかりと結果を残すことでチームに貢献したいところ。No.30 apr GR86 GTは、ジェントルマンドライバーとしてキャリアを重ねている永井宏明選手、さらにベテランの織戸学選手の3人で登録されているが、4月11、12日に行なわれた初戦の岡山戦には永井選手のふたりで参戦。平良は担当したQ1を突破し、Q2は永井選手が出走して17番手に。決勝では後半でステアリングを握り、安定かつ速さをキープする走りを見せて22位チェッカーとなった。

ゴールデンウィークの5月3、4日に開催された第2戦富士では、織戸選手と3時間レースに出走。織戸選手がQ1でのアタックに挑みQ2進出確実と読んでピットに戻ったが、最後の最後で1台が浮上。惜しくも0.042秒差でQ2進出とはならなかった。決勝は20位スタートから追い上げを狙ったが、気温、路面温度ともに前日の予選時よりも格段に上昇するなかでタイヤマネージメントに腐心。戦略を変更して対応したが、終始タイヤに悩まされることに。また、大終盤の100周目に左フロントタイヤがまさかのバースト。緊急ピットインを強いられて21位で戦いを終えた。チェッカーまで僅か5周の出来事に悔しさが滲むこととなっただけに、次の富士300kmの戦いは、しかとリベンジを果たしたいところだ。

今シーズン初レースとして挑んだのは、TOYOTA GAZOORacing GR86/BRZ Cup 2026。昨年同様、オキナワドリームレーシングから出場し、No.330 OKINAWA GR86を駆る。4月4日、オートポリスで迎えたシーズン初戦の予選はウェットコンディション。前日に降った雨が僅かに残る難しい路面状況につき、慎重にアタックを……とコースインしたが、突然ミッショントラブルに見舞われる。結果、タイムを刻めずにアタックセッションを終えてしまう。また、規定により翌日の決勝には出走ならず。戦わずして開幕戦を終えるという残念な結果になった。

続く第2戦は5月16、17日に宮城・スポーツランドSUGOで開催された。天候にも恵まれ、専有走行時に手応えを掴んでいたのだが、ここでもマシントラブルが発生。修復を済ませて予選に挑むも、流れを取り戻せず。32台中26位からの追い上げを目指した。しかし、後方からの逆転は至難の業。結果、14位でチェッカーを迎えた。
一方、新規参戦となったのは、インタープロトシリーズ。平良はIPSプロフェッショナル・SUPRAクラスのNo.17 HW GR Supra GT4 EVO2を駆る。5月9、10日に実施された初戦には6台がエントリーし、9周という超スプリントレースに挑んだ。SUPER GTでは、GT500クラスに参戦中のドライバーも多く、平良もまた昨年までGTでコンビを組んでいた堤優威選手との抜きつ抜かれつの攻防戦を展開することに。まず予選3番手からスタートした第1戦では、堤選手と1.057秒差の2位に甘んじたが、着順でスタートする第2戦では、序盤に堤選手を逆転。そのまま逃げ切りで優勝を果たしている。

そして年に一度の”お祭り”でもある富士24時間レースにも参戦。ST-Zにシリーズ参戦中のNo.52 埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2に助っ人ドライバーとしてジョイント。松井宏太選手、野中誠太選手、服部尚貴選手そして吉田広樹選手とともにステアリングを握った。クラスポール、総合10番手から長い戦いをスタートさせると、つねにクラス2番手と激しい鍔迫り合いを見せる緊迫の展開に。終盤には、力走が実り1分近く2位を引き離す走りを見せ、そのままチェッカーを受けた。だが、最後のピット作業で違反が判明。タイム加算のペナルティを受け、惜しくも2位で戦いを終えている。

今シーズンは依然として先行き不安な中東情勢を受け、SUPER GT第3戦マレーシア大会が早い時点から延期となっており、GTの戦いは8月の富士まで”お預け”状態。その間にしっかりと英気を養い、真夏のレースでも万全のコンディションで躍進してもらいたい。

(text:島村元子/photo:RACING japan PRESS)