灼熱の暑さにも雨にも負けず、レースに邁進!

2026-10-07

しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY!!_’26年中盤振り返り

 梅雨明け後、真夏日や猛暑日のなかで開催されるレースイベントに挑み続けた平良響。厳しい暑さだけでなく、不安定な天候で時には本降りの雨のなかでも4輪レースやカートレースに参戦し、研鑽を重ねている。駆け足で9月までの道のりを紹介していこう。

 

 6月下旬に開催予定だったSUPER GT第3戦マレーシア大会が来シーズンへ延期されたことは前回お伝えしたとおり。そのマレーシアに代わり、平良が居たのは岩手県。「ALL TOYOTA GROUP FESTIIVAL」と称して開催されたトヨタ自動車東日本株式会社・岩手工場でのイベントにゲスト出演している。当日はあいにく雨となったが、ファンとの交流を楽しみつつ、デモランにも参加。プロドライバーとしての巧みなドライビングテクニックを披露した。翌週は岡山国際サーキットでのTOYOTA GAZOORacing GR86/BRZ Cup 2026 第3戦へ。練習走行ではまたしても雨模様となったが、予選日はドライコンディションの走行が可能となり、10番手と上位につけた。翌日の決勝では激しい攻防戦のなかで粘りを見せたが、ポジションキープでフィニッシュ。今シーズン初となる入賞を遂げている。

 

 7月に入ると、4輪レースではなくカートレースに”注力”。まず、ROTAX MAX Challenge 鈴鹿ではシニアMAXクラスに出場する。土曜のレースは決勝へのアプローチも順調で、優勝を目指せると意気込んだが、早々に接触して結果を残せず。翌日のレースも流れを取り返せず6位に終わった。下旬には、トヨタGAZOO Racingが主宰する「GR DRIVING EXPERIENCE」の先生として参加。運転の基本を実践的に学びたい受講生に対し、フルブレーキを体験してもらうことに。クルマの反応を安全第一で体感しつつ、スポーツドライビングの楽しさを味わってもらう”お手伝い”に邁進する一日となった。

 

富士

 8月はSUPER GTがおよそ2ヶ月ぶりに富士と鈴鹿で開催され、大忙しの日々に。第4戦富士は雨絡みで不安定なコンディション。また、クルマも存分なスピードを確保できずに苦戦することに。その流れを断ち切りたいという思いで GR86/BRZ Cup第4戦十勝に挑んだが、こちらも納得行く結果を残せなかった。心機一転とばかりに向かったのが、SGT第5戦鈴鹿。蒸し暑くタフなコンディションのなか、自身が担当したQ1で2位通過を果たし、決勝は予選17番手から着実にポジションアップ。12位で戦いを終え、シーズン初入賞を達成! クルマ、タイヤともに存分にパフォーマンスを引き出す走りを見せることができたようだ。

 

鈴鹿

 まだまだ残暑が残る9月には、再びGR86/BRZ Cup第5戦の富士へ。前回の”絶不調”からの脱却を目指し、クルマの組み付けを見直したことが追い風となる。しかしながら、またしても雨絡みの天候となり、先を読むのが難しい展開となる。決勝は雨雲レーダーを頼りにセッティングを変更するも、これが裏目に。とはいえ、予選10位から決勝6位とポジションアップを果たす意地は見せている。9月は日本列島への台風接近が幾度となく続いたが、SUZUKA1000kmでもその影響を受けることに。伝統の一戦では自身初となるポルシェで出場し、SUPER GTでもペアを組む永井宏明選手や小高一斗選手とともにステアリングを握った。タフなレース内容になったが、ドライバーキャリアとして貴重な体験になったことは言うまでもない。そして、翌週にはSUPER GT第6戦SUGOへ。こちらも雨の行方が気になったが、予選や決勝はドライコンディションでの出走が可能となった。予選21番手から追い上げを目指してスタートを切ったが、序盤のスティントを担当していた永井選手がコースアウト、クラッシュ。平良はステアリングを握ることなく戦いを終えた。そして月末は鈴鹿サーキット南コースでのカートのレース「ROTAX MAF Festival Japan FInal」に参戦し、世界大会出場を懸けた戦いに臨んだ。カートレースのツワモノが集結するなか、予選は1位通過と奮闘。だが、決勝はペナルティもあって5位に終わる。4輪レースの傍ら、カートレースに挑戦するのもレースでの”センサー”を磨くためとのこと。自身も大好きなカートでの鍛錬が、シーズン後半に向かう4輪レースでの戦いにも生かされることだろう。

(text:島村元子/photo:RACING japan PRESS)

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