第4戦富士、STANLEY HRC PRELUDE-GTが優勝!PRELUDE-GTの初勝利!
2026-08-12 SUPER GT REPORT 2026
<GT500>

8月最初の週末となる1、2日。静岡・富士スピードウェイにおいてSUPER GT第4戦が開催された。スタート直後には複数の車両が関係する大きなアクシデントが発生し、赤旗中断からの再開となったが、リスタートでトップを奪い取った予選2位のNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が、そのまま逃げ切り優勝を達成。今シーズンから投入されたPRELUDE-GTの初勝利に貢献するレースを披露している。
第3戦として開催を予定していたマレーシア・セパンは、折からの中東情勢の影響を受けて延期扱いとなり、SUPER GTのレース開催は、第2戦富士からおよそ3ヶ月ぶりとなった。
決勝日は、正午からのウォームアップ走行直前から雨が降り始め、スタート進行を迎えるころには本降りの雨へと変わった。しかしスタート間際には、強い日差しが照りつけ急激に天候が回復する。
レースは路面コンディションを考慮し、通常のフォーメーションラップではなく、セーフティカー(SC)先導によるレース開始に変更された。
3周走行時にSCのルーフライトが消灯、4周目からレーシングスピードによる戦いが幕を開けると、予選7番手のNo.64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)のペースが上がらず、その後方からスピードを上げてきたNo.23 MOTUL Niterra Z(千代勝正/高星明誠)とNo. 12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の2台が接触。態勢を崩した23号車が64号車を衝く形となり、64号車がメインストレート上で宙を舞う大クラッシュとなった。当然ながら即座に赤旗中断となり、ドライバーの救出はじめ一連の作業が行なわれ、午後2時15分に再びSC先導によるレースが再開された。10周目にリスタートを迎えると、2番手につけるNo.100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)が一気にホールショットを奪ってトップに浮上する。


2番手となった8号車は、24周終わりでピットイン、トップの100号車はその翌周にピットへと戻り、8号車の前でコース復帰に成功する。また、8号車は29周終わりでピット作業を行なったNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)に先行を許してしまう。以降、37号車と8号車による激しい攻防が続き、これで100号車はマージンを築くことに成功したかに思われた。

残り15周を切り、3番手の8号車が37号車との差を縮めると、59周目のダンロップコーナーで8号車が逆転を決め、2位へとポジションアップを果たす。チェッカーまで残り5周となるなか、8号車は毎ラップ1秒ずつ100号車との差を詰める猛攻。100号車と8号車が1.078秒、8号車と37号車が1.014秒と稀に見る大接戦で迎えたファイナルラップでは、後方の2台が猛追する底力を見せる。トップ100号車も意地を見せてトップを死守。最後まで続いた息詰まる戦いは100号車に軍配が上がり、PRELUDE-GTでの初勝利を果たした。100号車にとっても昨シーズン第7戦以来となる勝利となった。2位には8号車が続き、ホンダ勢がワン・ツーリにッシュを達成。3位には、37号車が続き、3台ともシーズン初の表彰台に立っている。





<GT300>

GT300クラスでは、今大会からドライバー編成を変更したNo.45 PONOS FERRARI 296 EVO(篠原拓朗/川端伸太朗)が、クラスポールポジションを手にした。
クラスポールからスタートした45号車は安定したペースで周回を重ね、これを予選2番手のNo.60 Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が追う展開となった。しかし、後方からNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がハイペースでポジションアップを果たしていく。
クラストップを走る45号車が31周終わりにピットイン、給油やドライバー交代に加え、4輪タイヤ交換を済ませてコースに復帰する。猛追していた52号車は、タイミングをずらし41周終わりでピットイン、前輪の2本のみ交換する”時短”作業でコースへと復帰、見事クラストップを奪取する。

2番手の45号車は、レース終盤になって、No. 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO(ザック・オサリバン/梅垣 清)、No.32 ENEOS X PRIME AMG GT3(石浦宏明/鈴木斗輝哉)からの猛追を受け、ポジションダウンを喫してしまう。

最後は52号車が後続におよそ8秒という大差をつけ、3年ぶりにトップでチェッカーを受けた。2位には32号車が入り、ルーキーの鈴木にとって、また今年からGT300クラスに参戦する石浦にとっても初の表彰台を手にした。また3位の7号車も、今シーズン初表彰台となった。




